無我無性むがむしょう)” の例文
見よがしの殊勲てがらは、すでに殊勲にてはなきぞ。八幡照覧、信長の眼前、ただきょうを一期いちご無我無性むがむしょうに働く者ぞまことの織田武士なれ
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あの頃の三、四年は、あとで覚えもないほど、わしの血気は、無我無性むがむしょうじゃった」
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)