火照ホテリ)” の例文
『古事記』の記する所に従って之を述べんに、彦火々出見尊或は亦の名火遠理ホオリ命、其兄火照ホテリ命の鉤を失いしによりて、兄神に責められ、海辺に泣き居たりしとき、塩椎神出で来る。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
彦火々出見命はじめ其兄火照ホテリ命に、各各佐知サチを易えて、用いんことを乞い、三度乞いしも許されず。纔に許を得て、釣を許みしに、一魚をも得ざるのみならず、其鉤さえ魚に奪われたり。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)