“濡色”の読み方と例文
読み方割合
ぬれいろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
カアカア、アオウガアガアガア、と五六みづうへひく濡色ぬれいろからすくちばしくろぶ。ぐわた/\、かたり/\とはしうへ荷車にぐるま
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
浴槽の天井には一坪ほどの窓があって、明放しだから、湯の中に雨が降り込む、入口も明け放しで、渓の紅葉の濡色ぬれいろが美しい。
白峰の麓 (新字新仮名) / 大下藤次郎(著)
果物鉢は南洋風の焼物だし中には皮が濡色ぬれいろをしている南洋生の竜眼肉りゅうがんにくが入っていた。
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)