澍々じゆじゆ)” の例文
草などは今漸く冬のねむりから醒めてほの紅い角芽つのめ立ちを見せたまま澍々じゆじゆとふる春雨を待っているさまだ。しかし針葉樹林も真ノ沢の上流のように頭上が暗い程には茂っていない、余程明るい感じがする。
釜沢行 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)