渦福うづふく)” の例文
物質生活のミニマムに生きてゐる僕は、このあひだ渦福うづふくの鉢を買はうと思つたら、十八円五十銭と云ふのに辟易へきえきした。が、十五銭の本くらゐは、仕合せと買へぬ身分でもない。
点心 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)