渦乱からん)” の例文
けれど、世阿弥が精血をそそいだ遺書というだけでも、それが、いかに蜂須賀家にとっても幕府にとっても、重大な渦乱からんをまき起こすひとつのかぎであるかは想像に難くない。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)