やがて山路へさしかかると、なるほど世人のうわさの如く、清雲縹緲せいうんひょうびょうとして、まことに神仙の住居はこんな所にこそあるであろうと思われた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)