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海胆
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うに
ふりがな文庫
“
海胆
(
うに
)” の例文
魚類ばかりでなく、
海胆
(
うに
)
、
海鼠
(
なまこ
)
、
烏賊
(
いか
)
及びある種の虫さえも食う。薄い緑色の葉の海藻も食うが、これは乾燥してブリキの箱に入れる。
日本その日その日:03 日本その日その日
(新字新仮名)
/
エドワード・シルヴェスター・モース
(著)
穴を覗いて行くと、よく
海胆
(
うに
)
が一つか二つ紺紫色の姿を見せていることがある。そして稀れには
栄螺
(
さざえ
)
が同居していることもある。
真夏の日本海
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
「それはもう間違いもありません、大層おいしいから、私にも是非とすすめましたが、私は河豚と
海胆
(
うに
)
は我慢にもいけません」
銭形平次捕物控:083 鉄砲汁
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
海に向った方のテーブルの上では、水から出されたばかりの牡蠣の貝や
海胆
(
うに
)
の毬が積まれていった。レモンが溶け流れた薄紅色の海気のなかを匂って来る。
旅愁
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
海胆
(
うに
)
のやうに棘の生えた皮の中から
爆
(
は
)
ぜ出たあの鳶色の栗の実は栄一には一つのインスピレーシヨンであつた。
死線を越えて:02 太陽を射るもの
(新字旧仮名)
/
賀川豊彦
(著)
▼ もっと見る
私は口に味もない
箸
(
はし
)
を採りはじめる。木の芽やら
海胆
(
うに
)
やら、
松露
(
しょうろ
)
やら、季節ものの
匂
(
にお
)
いが食卓のまわりに立ち
籠
(
こ
)
めるほど、わたくしはいよいよ感傷的になった。
雛妓
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
また
海胆
(
うに
)
や
塩辛
(
しおから
)
類の含有する回生の薬物についても科学はまだ何事をも知らないであろう。
日本人の自然観
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
「御塩焼は
奈何
(
いかが
)
で御座いますか。もし何でしたら、
海胆
(
うに
)
でも御着け遊ばしたら——」
刺繍
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
魚類の
腸
(
はらわた
)
なんぞは大概刺撃性の強いものですからアラ酒といって甘鯛のアラへお酒をかけて飲むと早く酔いますし、
松魚
(
かつお
)
の
塩辛
(
しおから
)
の事は
酒盗
(
しゅとう
)
という位ですし、
海鼠腸
(
このわた
)
や
海胆
(
うに
)
も酒を酔わせます。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
海胆
(
うに
)
の卵に関するE・ルーのかの有名な実験の結果は、此の二種類の運命の概念を区別しなかった為に、誤って、却って生気論に不利な結果を示すかのように解釈されたものに過ぎなかった
現代唯物論講話
(新字新仮名)
/
戸坂潤
(著)
濡髪
(
ぬれがみ
)
長き
海藻
(
かいそう
)
や、珊瑚、
海胆
(
うに
)
、
苔
(
こけ
)
までも
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
海胆
(
うに
)
、ひとでの殻なぞころがつてゐる。
銀の匙
(新字旧仮名)
/
中勘助
(著)
路の両側には店舗がぎっしり立ち並んでいて、その多くでは貝殻、
海胆
(
うに
)
その他海浜で集めたいろいろな物でつくった土産物を売っている。
日本その日その日:03 日本その日その日
(新字新仮名)
/
エドワード・シルヴェスター・モース
(著)
穴を覗いて行くと、よく
海胆
(
うに
)
が一つか二つ紺紫色の姿を見せてゐることがある。そして稀には栄螺が同居して居ることもある。
真夏の日本海
(新字旧仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
で私が大事なサミセンガイを研究している間に、彼等は貝、
海胆
(
うに
)
、ヒトデ等をそれぞれの区分に分ける。図158は彼等が働いている所を示す。
日本その日その日:03 日本その日その日
(新字新仮名)
/
エドワード・シルヴェスター・モース
(著)
“海胆”の意味
《名詞》
(カイタン)うに(生物名)。
(出典:Wiktionary)
“海胆(ウニ)”の解説
ウニ(海胆、海栗、en: Sea urchin)は、ウニ綱に属する棘皮動物の総称。別名にガゼなど。なお、「雲丹」の字を充てるときはウニを加工した食品を指す。日本の俳句では春の季語。
(出典:Wikipedia)
海
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
胆
常用漢字
中学
部首:⾁
9画
“海”で始まる語句
海
海岸
海嘯
海鼠
海苔
海老
海月
海原
海辺
海人