浮世絵うきよえ)” の例文
旧字:浮世繪
ところが日本では観音様をはじめとして、お多福たふく、能の面、もっとも著しいのは浮世絵うきよえにあらわれた美人、ことごとく細い。みんな象に似ている。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その上そこにいる若槻自身も、どこか当世の浮世絵うきよえじみた、通人つうじんらしいなりをしている。
一夕話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
うまくやるもので、浮世絵うきよえ好みの意気な姿です。
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)