浜通はまどおり)” の例文
辰男はそっと皆なの後に寄って、黙って弟の出て行くのを見ていたが、すぐに二階へ引返して、弟を乗せたくるま浜通はまどおりを過ぎるのを見下した。俥の音の消えるまで窓ぎわを離れなかった。
入江のほとり (新字新仮名) / 正宗白鳥(著)