浅貝あさかい)” の例文
そこで松乃は良人と一緒に里帰りの旅へ出たのであったが、昨夜、浅貝あさかい旅宿やどりあたりから耳が痛み出し、次第に烈しくなって来た。今は堪えられないほどに痛むのであった。
猿ヶ京片耳伝説 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)