“浄衣”のいろいろな読み方と例文
旧字:淨衣
読み方割合
じょうえ45.5%
じょうい27.3%
じやうえ18.2%
じやうい9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はわざとねたのであろう、きょうの華やかな宴の莚に浄衣じょうえめいた白の直衣のうしを着て、同じく白い奴袴ぬばかまをはいていた。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
それぞれ小八葉こはちようの車で、前後のすだれを高々とかかげ、左右の物見窓も開かれていた。宗盛はもう白い浄衣じょういを身に着けていた。
... 浄衣じやうえその外智月と(百樹云、大津の米屋の母、翁の門人)乙州が妻ぬひたてゝ着せまゐらす』又曰『二千人の門葉辺遠もんえふへんゑんひとつに合信かつしんするちなみえんとの不可思議ふかしぎいかにとも勘破かんはしがたし』
毎年に一度の祭りあるごとに、生贄いけにへをぞ供へけるが、その生贄は、国人くにびといまとつがざる処女をとめをば、浄衣じやういに化粧してぞ奉りける。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)