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洲崎
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すざき
ふりがな文庫
“
洲崎
(
すざき
)” の例文
明治四十三年の九月に佃島に
津波
(
つなみ
)
が来た。京橋の築地
河岸
(
がし
)
一体にまでその水は押上げたほどで、
洲崎
(
すざき
)
や月島は被害が
甚
(
ひど
)
かった。
旧聞日本橋:09 木魚の配偶
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
辰井の町子は、丁度その頃、始めて出来た飛行機にふり袖姿で乗せて貰って
洲崎
(
すざき
)
の原に墜落したと云う事が新聞種になり、相当評判をつくった。
晩菊
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
「はは、今の若い方にしちゃあお珍らしい。帰りは
洲崎
(
すざき
)
へでもお廻りですか」と、老人は笑いながら云った。
半七捕物帳:62 歩兵の髪切り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
都会育ちの美食家の父娘は、夕飯の
膳
(
ぜん
)
を一々
伊勢丹
(
いせたん
)
とかその他
洲崎
(
すざき
)
界隈の料理屋から取り寄せた。
渾沌未分
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
そこで、地勢の関係かどうか知らないが、江戸へ飛んでくる鷲の類は、深川
洲崎
(
すざき
)
の方面、または大森羽田の方面に多く、おそらく
安房
(
あわ
)
上総
(
かずさ
)
の山々から海を渡って来るのであろうと伝えられていた。
鷲
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
洲
漢検準1級
部首:⽔
9画
崎
常用漢字
小4
部首:⼭
11画
“洲崎”で始まる語句
洲崎村
洲崎沖
洲崎鼻
洲崎海岸
洲崎遊廓
洲崎汐入堤