“波及”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はきゅう80.0%
はきふ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おそろしいものよ。……始まったばかりないくさだが、もうその波及はきゅうは、こんなしがない夫婦の上にまでかかって来ている」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その喜びに対する微笑ほほえましい気持が顔へまで波及はきゅうするかと思われた。園はおろかなはにかみを覚えた。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
米國經濟界べいこくけいざいかい全般ぜんぱんには何等なんら懸念けねんすべき状態じやうたいみとめざるも、人氣にんき中心ちうしんたる證劵市場しようけんしぢやう大變動だいへんどうきたしたことであるからいきほ生糸相場きいとさうばにも波及はきふして十ぐわつ初旬しよじゆんより低下ていか趨勢すうせいとなり
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)