法力ほふりき)” の例文
そして次第に法力ほふりきを得て、やがてはさきにも申した如く、火の中に入れどもその毛一つも傷つかず、水に入れどもその羽一つぬれぬといふ、大力の菩薩ぼさつとなられたぢゃ。
二十六夜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
将門が醍醐の開基理源大師の法力ほふりきいましめられ、さらくびに遭つたのを残念がつて、首が空を飛んで来たのを拾つたのだといふが、事に依つたら、大師が申請まをしうけたのかも知れない。
「代理であらうと、法力ほふりきは洪大ぢや」