沼林ボッギイ・ウッド)” の例文
諸君は深山の沼林ボッギイ・ウッドの寂蓼を味いたることありや、何年かの落葉(七葉樹とちだの、桂だの、沢栗だの)の、肉が消えて網のような繊維ばかり残り、それも形がおぼろになって、この沼の中に月の光を浴び
梓川の上流 (新字新仮名) / 小島烏水(著)