河中かはなか)” の例文
河中かはなかに碇泊して居る帆前船ほまへせんを見物して、こわい顔した船長から椰子やしの実を沢山貰つて帰つて来た事がある。
水 附渡船 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
源太郎がまた俯いて、讀みかけの長い手紙を讀まうとした時、下の河中かはなかから突然大きな聲が聞えた。
鱧の皮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
源太郎がまた俯いて、読みかけの長い手紙を読まうとした時、下の河中かはなかから突然大きな声が聞えた。
鱧の皮 (新字旧仮名) / 上司小剣(著)