“水先案内”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みずさきあんない27.3%
みづさきあんない18.2%
パイロテージ18.2%
パイロット・フィッシュ9.1%
ぱいろつと9.1%
パイロ9.1%
パイロット9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「やさしい、酒屋さかや小僧こぞうさんが、途方とほうにくれていますから、水先案内みずさきあんないをしてやります。」と、ばんは、かわいらしいげて太陽たいようました。
酒屋のワン公 (新字新仮名) / 小川未明(著)
家鴨あひるやドードてう、ローリーてう小鷲こわし其他そのほか種々いろ/\めづらしい動物どうぶつましたが、あいちやんの水先案内みづさきあんないで、みんたいしてのこらずきしおよぎつきました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
何をいうにも内地から遥々はるばるの海上を吾輩が自身に水先案内パイロテージして、それぞれの漁場に居付かせてやった、吾児わがこ同然の荒くれ漁師どもだ。その可愛さといったら何ともいえない。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
水先案内パイロット・フィッシュ」〔(鰤の類 Naucrates ductor 鱶の先頭に立つのでこの名がある)
グーセフ (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
実は早く君の様子を見に来ようと思ったけれども、水先案内パイロの野郎が乗っているうちは、機関室しごとの方が、忙しいのでね。
焦点を合せる (新字新仮名) / 夢野久作(著)
天主閣のうえで、ボオオウと、法螺貝のような、太い汽笛を鳴らしながら、船は、水先案内パイロット小蒸気ボートに誘導されて、三番ブイに近づいた。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)