“気泡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きほう75.0%
あわ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして小さな細かい気泡きほうが、茶碗ちやわんの表面に浮びあがり、やがて周囲のへりに寄り集つた。その時私はまた一つの角砂糖を壺から出した。
田舎の時計他十二篇 (新字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
油ぎった水面に河底から立ちのぼる気泡きほうのように、呼び合う声、口笛の音、無頼漢の叫び声などが、その群集のどよめきを貫いて響き渡り、群集の幾層もの厚みを示していた。
その空気が一番多く侵入する所はわきしたか腰の附け根だからそこを押えてみると空気の吹込んであるのはブクブクと気泡あわが動く。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)