“殿舎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
でんしゃ80.0%
でんしや20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鎌倉じゅうの殿舎でんしゃ、諸屋敷、寺院、町屋のすべてを薪木たきぎとし、四方から蒸し殺しに焼き亡ぼそうとするものらしい。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
花世を二階の殿舎でんしゃに追いあげ、食事も自分で運んで行くという念の入った用心をしていたが、思春の情はなにものの力でもおさえることのできない人性にんしょうの必然であって
無月物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
あざみ咲く土に太宗おはします四辺しへん殿舎でんしや威儀いぎに立てども