殆末期ほとんどまつご)” の例文
だから彼は枕もとへ坐つて、刻銘に師匠の唇をしめしてゐる間中、この恐怖にたたられて、殆末期ほとんどまつごの芭蕉の顔を正視する事が出来なかつたらしい。
枯野抄 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)