“歯刷子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はブラシ66.7%
はぶらし33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕は町へ出て、生活必需品の買い集めに狂奔する決心になったが、いよいよそこで歯刷子はブラシはじめ二三の品物を買うと、もうあとを買いに歩くのがいやになった。
宇宙尖兵 (新字新仮名) / 海野十三(著)
はっとベッドの上から入口を見ると、同じ病棟のマダム丘子が、歯刷子はブラシを持って笑っていた。
枕は持つてゐたとはいへ、布団ふとんときたらば影だになく、歯刷子はぶらしくらゐは持つてもゐたが、たつた一冊ある本は、中に何も書いてはなく、時々手にとりその目方、たのしむだけのものだつた。