武者振むしゃぶるい)” の例文
また、三四年まえに、お祖母さんが自分にかくしてしまいこんでいた羊羹の折箱を、そっと盗み出して、裏の畑で存分にふみつけてやったことを思い出し、何か武者振むしゃぶるいいのようなものを全身に感じた。
次郎物語:02 第二部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)