“此山”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ここ40.0%
このやま40.0%
コノヤマ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もとより御狗を乞い求むるとて符牘のたぐいを受くるには止まれど、それに此山ここの御神の御使の奇しき力籠れりとして人々は恐れ尊むめり。
知々夫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
此人このひとうまちると此山このやまそだつたので、なんにもぞんじませんかはりひとちツともお心置こゝろおきはないのでござんす。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「——吏事(役人)君ヨ怪シムヲメヨ。山城門ヲ閉ズルヲ好ムヲ。此山コノヤマ長物無シ、唯野ニ清鶯ノ有ルノミ……」
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)