“此処迄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こゝまで66.7%
ここまで33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時計とけいるとや九。ゴールデンゲートから此処迄こゝまでに四時間じかんかゝつた勘定かんぢやうになる。
検疫と荷物検査 (新字旧仮名) / 杉村楚人冠(著)
良人やどわたしとしの十いくつも違ふのですもの、永く役に立つやうにして置かねばと何でも無しの挨拶あいさつに、流石さすがおせつかいの老婢ばあやもそれはそれはで引下ひきさがつたさうだ此処迄こゝまで来ればうらみは無い。
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
しかし自分の軍国主義に対する興味は、此処迄ここまで観察して来ると其処そこで消えてしまはなければならない。自分はこれ以上同じ問題にいて考へる必要を認めない。又手数もいとはしい気がする。
点頭録 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)