正成公まさしげこう)” の例文
「わしは、このはなしを思い出すたび小楠公その人はもとよりだが正成公まさしげこうの偉さを思う。また、母なるお方の訓育に頭がさがる……」
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自分にも人にも恥じない人間になったらばと。へい。……で、その時まではご酒は飲まないと、正成公まさしげこうへ誓っておりますんで
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この碑にあらわされる正成公まさしげこうというお方のはなしを、てまえのような無智無学なものにもわかるように、根よく語り聞かせてくださらなかったら、きっと、旦那の眼をかすめて、手をぬくことしか
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)