“欣々然”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんきんぜん80.0%
きん/\ぜん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おもうにその青年輩をして、気達し、意昂り、砂漠の枯草が甘露に湿うるおうて、欣々然きんきんぜんとして暢茂ちょうもするの観を呈したるまた知るべし。また高杉晋作に与えたる書中に曰く
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
七つ八つの家では我儘わがままでも、ここへ来ると欣々然きんきんぜんとして親玉の節度に服している。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
媒妁人なかうどづいふめでたしと、舅姑きうこまたいふめでたしと、親類等皆いふめでたしと、知己ちき朋友ほういう皆いふめでたしと、渠等かれら欣々然きん/\ぜんとして新夫婦の婚姻を祝す、婚礼果してめでたきか。
愛と婚姻 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)