しゅう)” の例文
蘭軒伝の中で、鴎外が特に二章を費して考証しているものにしゅうがある。これも外来植物である。
「久木」は即ち歴木、しゅう樹で赤目柏あかめがしわである。夏、黄緑の花が咲く。一首の意は、夜が更けわたると楸樹ひさぎの立ちしげっている、景色よい芳野川の川原に、千鳥がしきりに鳴いて居る、というのである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)