某国ぼうこく)” の例文
明智は某国ぼうこくからの招きに応じ、ある重大な事件に関係し、みごとに成功をおさめて帰ってくるのですから、いわば凱旋将軍がいせんしょうぐんです。
怪人二十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
以前、博士のところへ、新兵器の技術を盗みに来た某国ぼうこくのスパイは、博士のところにあった押釦ばかり百種も集めて、どろんを極めたそうである。
その某国ぼうこくというのはどこか知らないが、多分オロシャではないかと思われる。
大菩薩峠:28 Oceanの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
“○○ゴルフ場の怪事件、某国ぼうこく落下傘隊らっかさんたいの仕業か、多数のもぐらを降下さす”
未来の地下戦車長 (新字新仮名) / 海野十三(著)