“果断”の読み方と例文
旧字:果斷
読み方割合
かだん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは私の見たところでは今のチベットの法王は非常に鋭敏果断かだんな方で、また度量も大きくかつ仕事も充分出来る人である。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
単に男というときは、ただちに男らしいとかあるいは剛毅ごうきとか、あるいは大胆不敵だいたんふてき、あるいは果断かだん勇猛ゆうもう、あるいは任侠にんきょうというような一種の印象いんしょう惹起じゃっきす。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
問うていたのでは、機微な用兵にあたって、おそらくは間に合うまい。……なぜこのたびに限って、そう固くなっておるか。そちの果断かだんをもって振舞わんか
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)