“来損”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きそく66.7%
きそこ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汽車で着いた明日あくるひ平岡と一所に来るはずであったけれども、つい気分が悪いので、来損きそくなってしまって、それからは一人でなくっては来る機会がないので、つい出ずにいたが、今日は丁度
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
汽車で着いた明日あくるひ平岡と一所にる筈であつたけれども、つい気分がわるいので、来損きそくなつて仕舞つて、それからは一人ひとりでなくつてはる機会がないので、ついずにゐたが、今日けふは丁度
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
実は昨日きのう嫂さんから電話がかかった時、すぐようと思ったんですけれども、朝のうちはうちに用があったし、ひるからはその用で銀行へ行く必要ができたものですから、つい来損きそこなっちまったんです。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)