“村正”の読み方と例文
読み方割合
むらまさ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「吉良の脇指も村正むらまさと同じことかな」と、半七はほほえんだ。「そこで、その脇指はどうなったね。伝蔵が持ち逃げかえ」
半七捕物帳:61 吉良の脇指 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「いや、よく打ち明けくだされて、てまえも心うれしく存ずるが、おそらくその刀、村正むらまさでござろうな」
を善くして、「外浜画巻そとがはまがかん」及「善知鳥うとう画軸」がある。剣術は群を抜いていた。壮年の頃村正むらまさ作のとうびて、本所割下水わりげすいから大川端おおかわばたあたりまでの間を彷徨ほうこうして辻斬つじぎりをした。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)