“本能的”の読み方と例文
読み方割合
ほんのうてき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
は、とりをいちばんおそれていたのです。それは、代々だいだいからの神経しんけいつたわっている本能的ほんのうてきのおそれのようにもおもわれました。
明るき世界へ (新字新仮名) / 小川未明(著)
「親子相愛そうあい生活の姿は可愛いな」と賞めるかたわら、その本能的ほんのうてきかつ盲目的なることにおいて、我々はあまり鳥後に落ちないと自嘲じちょうしたくなる。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)
「死」が乗っているような気さえする。わしは今本能的ほんのうてきに助け手を求める。忠実な友がそばにいてくれることが、今のわしには絶対的に必要だ。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)