“木犀草”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もくせいさう66.7%
ミニヨネット33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もつともアナトオル・フランスの書いた物によると、悪魔は木犀草もくせいさうの花で、或坊さんを誘惑しようとした事があるさうである。
煙草と悪魔 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
こゝよりアリチアを越す美しき道の程をばかちにてぞゆく。木犀草もくせいさう(レセダ)又はにほひあらせいとう(ヘイランツス)の花など道の傍に野生したり。
最初は花葛フラワー・クリーパー——夜も昼も我が心は汝が側にあり——さ。次は木犀草ミニヨネット、これは、吾が悩みを柔げんは、御身の出現以外にはなし。それから、尋麻草ネットル——貴方は余りに怨深くいらっしゃる。
オフェリヤ殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)