“朧銀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おぼろぎん66.7%
ろうぎん16.7%
しぶいち16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雨戸を一枚蹴開けひらいて、其儘朧銀おぼろぎんの夜の庭へ、怪鳥の如く飛降りるのを待つてましたとばかり、下から無手むずと飛付いたものがあります。
この刀なんぞもその一つじゃ、よく見て置かっしゃれ、鞘はこの通り梨子地……つば象眼ぞうがん扇面散せんめんちらし、縁頭ふちがしらはこれ朧銀ろうぎんで松に鷹の高彫たかぼり目貫めぬきは浪に鯉で金無垢きんむくじゃ
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
地金は多くは銀だが、青銅も、朧銀しぶいちも、烏金しゃくどうも……真黒まっくろな瓜も面白い。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)