“日月”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じつげつ83.9%
にちげつ12.9%
ひつき3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天地と云い山川さんせんと云い日月じつげつと云い星辰せいしんと云うも皆自己の異名いみょうに過ぎぬ。自己をいて他に研究すべき事項は誰人たれびとにも見出みいだし得ぬ訳だ。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
あわよくば、尊氏の首、直義の首、いずれなりと、わが槍先にけて、日月にちげついまだちず、と世へ叫べるかもしれまいぞ
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
日月ひつきにはともあらん、夜分やぶんほしにものぞかすな、心得こゝろえたか、とのたまへば、あか頭巾づきん親仁おやぢくちばしゆかたゝき、うなじれてうけたまはり、殿とのひざにおはします、三歳さんさいきみをふうはりと、しろつばさいだ
妙齢 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)