“旅籠賃”の読み方と例文
読み方割合
はたごちん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
諸大名宿泊のおりの人数、旅籠賃はたごちんから、入り用の風呂ふろ何本、火鉢ひばち何個、燭台しょくだい何本というようなことまで、事こまかにしるしつけてある。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ばあやはへんに思つて まだ腰かけたばかりで旅籠賃はたごちんもきめないし日も高いのになぜさう理不尽にとめるのだ といつたら
銀の匙 (新字旧仮名) / 中勘助(著)
のべ旅籠賃はたごちんの外に肴代さかなだいなどつかはし下婢共げぢよどもにも少しづつの心付して友次郎お花をば駕籠かごのせ忠八はあとに付て藤澤宿ふぢさはしゆくを立出けり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)