“斬死”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きりじに78.6%
きりじ14.3%
ざんし7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
事があったら斬死きりじにするつもりでいたから何も怖いことはなかったし、田舎へ戻って一家をなしている相弟子が大事にしてくれたから
安吾史譚:05 勝夢酔 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
良人の頼朝が果てたら、父も死ぬであろう、兄も斬死きりじにするであろう。——当然、彼女も、心の支度は、く決めている。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と一言吐き出すように言うと、踞牀きょしょうに腰をおろした。全軍斬死ざんしのほか、みちはないようだなと、またしばらくしてから、誰に向かってともなく言った。満座口を開く者はない。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)