斉東野人せいとうやじん)” の例文
わたくしはこの事を以て斉東野人せいとうやじんの語に出でたものではないかと疑わざるを得ない。詩仏五山はともに枕山の亡父竹渓の友であった。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
このことは逆に孟子の時代において斉東野人せいとうやじんの語が孔子の言として行なわれていたこと、人はそれらに対して批判的な態度を取らなくてはならなかったことを示しているのである。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)