かれはこの柱のもとに立寄り、真中の一本に、斉天大聖到此一遊せいてんたいせいとうしいちゆうと墨くろぐろと書きしるした。さてふたたび雲に乗って如来の掌に飛帰り、得々とくとくとして言った。