撤上物給おろした)” の例文
「あれは何事言ふぞ」と云へば、声引きつくろひて、「ほとけの御弟子に候へば、仏の撤上物給おろしたべと申すを、此御坊ごばうたちの惜み給ふ」と云ふ。花やかにみやびかなり。
濫僧考補遺 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)