“控室”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひかえしつ75.0%
ひかへしつ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
急に温度がさがつて、Hさんも、千恵もショールを控室ひかえしつへとりにいつて、それを首へ巻きつけたほどでした。
死児変相 (新字旧仮名) / 神西清(著)
金星音楽団の人たちは町の公会堂のホールの裏にある控室ひかえしつへみんなぱっと顔をほてらしてめいめい楽器をもって、ぞろぞろホールの舞台ぶたいから引きあげて来ました。
セロ弾きのゴーシュ (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
「先生、」と控室ひかへしつで、私に出逢つた召使ひが云つた。そのとき、私は迷つた靈魂のやうに、うろ/\、歩き𢌞つてゐた。「誰方どなたか、下でお目にかゝりたいと仰しやつていらつしやいます。」