“捕物”の読み方と例文
読み方割合
とりもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これはいかにむっつり右門が神人に等しい無双の捕物とりもの名人であったにしても、死人をふたたび蘇生そせいさすべきすべでも知っているか
六日目の夜は、石田氏と二人で夜の部をやったが、次の朝、五時頃、三人ばかりの国警が踏みこんで来て、ちょっと捕物とりものの風景になった。
我が家の楽園 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
上方流の捕物とりものでは、関東の塙江漢はなわこうかんと並び称されている活眼家羅門塔十郎が、今、初めてこの事件に一指いっしを染めはじめたのである。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)