挫骨ざこつ)” の例文
半生の信念に、大きな動揺をうけての溜息ためいきだった。叔父の前では、我慢していたが、じつはまだ、ゆうべ、したたかに投げつけられたときの腰の挫骨ざこつが、ずきずきとてッて、ひどく痛い。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)