“拍子抜”のいろいろな読み方と例文
旧字:拍子拔
読み方割合
ひょうしぬ66.7%
ひやうしぬ8.3%
ひやうしぬけ8.3%
ひょうしぬけ8.3%
ひようしぬ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お友達のなかでいちばん背の高いあなたが、子供のようにねてゆくところを、ぼくは、拍子抜ひょうしぬけしたように、ぽかんと眺めていたのです。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
効果をねらつて、わざと黄昏刻たそがれどきの海岸を選んだ修一は、すつかり拍子抜ひやうしぬけしてしまつた。
六白金星 (新字旧仮名) / 織田作之助(著)
此のぱなすやうな仕打をされたので、近子はちつ拍子抜ひやうしぬけのした氣味であつたが、んと思つたのか、また徐々そろ/\所天をつとの傍へ寄ツて
青い顔 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
「ああえらい、お前様まえさんは男だから力があるよ。負けました負けました。おほほほほほ、強い人だね。」と平気で笑えば、吉造少しく拍子抜ひょうしぬけ
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
次郎の張りつめていた注意力は、いくらか拍子抜ひようしぬけの気味だった。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)