扁隠へんかく)” の例文
おりおり過去の二人の間でかわしたことのないような戯談じょうだんを言いかけても紫の君にはその意が通じなかった。つれづれな源氏は西の対にばかりいて、姫君と扁隠へんかくしの遊びなどをして日を暮らした。
源氏物語:09 葵 (新字新仮名) / 紫式部(著)