戸波となみ)” の例文
その駿河台の、ややおちゃみずりの一角に、「戸波となみ研究所」と青銅製の門標もんひょうのかかった大きな建物があった。今しも、そこの扉が、外に開いて、背の高い若い男が姿を現わした。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)