惨風悲雨さんぷうひう)” の例文
「二人の手紙は赤いリボンで束ねたまゝ、今でも光子さんの秘密筥に入っている筈だ。惨風悲雨さんぷうひう、指折り数えれば十有三年、感慨無量なものがある」
妻の秘密筥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)