心遣こころづかひ)” の例文
妻は尋常ひとなみより小きに、夫はすぐれたる大兵だいひよう肥満にて、彼の常に心遣こころづかひありげの面色おももちなるに引替へて、生きながら布袋ほていを見る如き福相したり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ことに痴情の果に箇様かよう不始末ぶしまつ為出しだしました、なにともはや申しやうも無い爛死蛇やくざものに、段々と御深切のお心遣こころづかひ、却つて恥入りまして、実に面目次第も御座いません。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)