御菩薩ごぼさつ)” の例文
あとを頂く御菩薩ごぼさつの粒も、五つ七つと、かぞえるようになったれども、しょうあるものは浅間あさましゅうての、蘆の茂るを見るにつけても、稲の太るが嬉しゅうてなりませぬ、はい、はい。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)